「体操・全日本シニア選手権」 ( ブログバトン )

内村航平 世界選手権へ期待高まる圧巻V 圧倒的なオーラ“キング”に復権ムード

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 「体操・全日本シニア選手権」(15日、北九州市立総合体育館

 シニア男女1部が行われ、男子は内村航平(29)=リンガーハット=が87・750点で3年ぶり5度目の優勝を飾った。ルールや採点が変更された16年リオデジャネイロ五輪以降では自己ベストで、今季世界ランク2位の得点をマーク。10月開幕の世界選手権(カタール、ドーハ)に向けて、上々の形で前哨戦を終えた。女子は世界選手権代表候補の寺本明日香(22)=ミキハウス=が初優勝。同候補の杉原愛子(18)=朝日生命=が2位。団体はパワハラ問題に揺れる朝日生命が8連覇を達成した。

 “キング”復権のムードを、誰もが感じとった試合だった。

 内村は言った。「長年、僕の演技を見てくれている人なら分かると思う。久しぶりに“あの感じ”が見せられたんじゃないかな」。

 圧巻の内容だった。5月のNHK杯から大幅に難度を上げた構成に挑んだが、最初の種目だったあん馬から抜群の安定感で好演技を並べた。内村だけが醸し出せる圧倒的なオーラがそこにあった。

 得点については「あんまり当てにはしてない」と冷静に分析。「(出身の)九州の大会なので、お祭り的なムードがあったかな」と、笑ってみせた。10月の世界選手権での団体V、そして個人総合王座奪還への期待は高まるばかり。日本体操界を暗い話題が包み込む中、やはりこの男が希望の光となる。